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江戸川乱歩と山田風太郎

のことを・・・新入荷書籍について・その2

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『江戸川乱歩全集』と『山田風太郎全集』が入荷しました。乱歩全集の方は全25巻、風太郎全集は全16巻のものです。この乱歩全集は全冊揃えると、函の背の絵が一枚の絵になるという凝ったものです。ともに端本(はほん、全集のバラ売りのこと)ですが、お好きなもの、読みたかった、というものをお求めいただければ幸いです。

以前のブログで書いた『戦中派天才老人山田風太郎』(関川夏央、ちくま文庫、1998年)によれば、昭和22年に、山田風太郎が雑誌『宝石』の懸賞小説に「達磨峠の事件」を投稿し入選。二人の初対面は、風太郎を含めた入選者を乱歩が宴席に招いた時で、それ以来、「江戸川乱費」と言われる程、後輩作家らを引き連れて飲み歩いたりした乱歩に、よくお世話になったそうです。

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しかし、乱歩といえば、戦前は厭人家で通っていたのに、戦後は上記のように後輩などの面倒を見るほどに豹変していました。このことについて関川氏が尋ねると、山田翁曰く「はげコンプレックス」のせいではないかと。若かりし頃から髪の薄かった乱歩は、それを気にしていた。しかし、それが作家としての必要条件たるコンプレックスとして、創作活動に良い作用をしていたのではないか、と山田翁は喝破しています。現に、戦後歳を取って禿を気にしなくなった乱歩の小説は、戦前のものに及ばないだろう、とも。

「妖説」と断っておられますが、まさに山田風太郎ならではの着眼ともいえます。真実はいかに。しかし、同じ作家としての言、真なりや。

そういえば、田中小実昌さんや阿佐田哲也(色川武大)さんも若い時、禿を気にしていたと読んだことがあったかな。とまれ、コンプレックスに対抗して、人は成長するということでしょうか。ちなみに店主のコンプレックスは・・・
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Author:古書ダンデライオン店主
オンライン古書店・古書ダンデライオンと平行して、現在、京町家にて「町家古本はんのき」という古書店を3人で共同展開しています。また、過去にマンガ・古本カフェ・Tripel(トリペル)を、3人共同で展開してました。

「良書廉価」「ぼちぼち」を合言葉に古書を提供してまいります。

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