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今年初の風邪を

ひいてしまいました。

昨年は12月まで風邪をひかなかったのに、今年は早々に。今年最後にしたいもの。副鼻腔炎というのが原因らしく、かなり高熱が。病院でもらった薬を飲むとすぐ下がるのに、夜寝ていると上ったりとややこしいものでした。インフルエンザでなかったのが幸いか。

薬を飲んで熱が下がったとはいえ、特に何もできず、おとなしくベッドで読書。風邪ボケした頭でも読めるものをと、ベッド脇の平行読書ツイン積ん読タワーより引っ張り出したのは左の三冊。

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杉浦日向子『入浴の女王』(講談社文庫)。漫画稼業を休止し、隠居となった日向子さんが担当編集者・ポアール・ムース・ビゼエンヌ・ド・ポッパー・M嬢と各地の銭湯を巡るというもの。全身五感で湯を味わい、風呂上りに呑み、また銭湯(その周辺)の人々をつぶさに観察し、記す。漫画もさることながら、文章も面白い。生前にも多く著作を残されたけども、もうちょっと長生きして欲しかったなぁ、としみじみ。漫画も面白いですよ。『百日紅』『百物語』ほか色々。ぜひぜひ。これを読んでる内に銭湯に入りたくなりました。完治したら近所の銭湯に行こう。。。

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2冊目は、関川夏央『戦中派天才老人山田風太郎』(ちくま文庫)。ちょっと前に獺祭書房さんで購ったもの。「忍法帖」シリーズでお馴染みの山田風太郎さんへのインタビューを関川さんが苦心惨憺して再構築した、というもの。その甲斐もあってこれまた面白い。自らを「列外の人」と称した山田老の言葉は力強いです。山田さんのイメージは忍法帖しかなかったのですが、デビューからしばらくは推理小説を書かれてたとは知らなかった。面白かったのが、小説を書く上でのストレスが全く無い、とあったこと。それを聞いた吉行淳之介さんが絶句したという。『おぼろ忍法帖(魔界転生)』を今読んでいるのですが、なるほど楽しんで書いてるような。

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ラスト。ヘミングウェイ『移動祝祭日』(岩波同時代ライブラリー)。ヘミングウェイが晩年に、若き日を過ごしたパリとそこで出会った人たちを回想したもの。

この題は本の冒頭の「もしもきみが幸運にも/青年時代にパリに住んだとすれば/きみが残りの人生をどこで過ごそうとも/パリはきみについてまわる/なぜならパリは/移動祝祭日だからだ ある友へ」から来たもの。これだけでも名文ですね。自分がいつか京都から離れたとしても、やはりこう思うような。

この本には、作家としての名声を打ち立てる前の、作品作りに苦心したり、貧しくも当時の妻と競馬を楽しんだりした日々、「ロスト・ジェネレーション」の名づけ親たるG・スタインとの日々と別れ、S・フィッツジェラルドやE・パウンド、J・ジョイスとの出会い、往時のカフェやレストランの様子、貧しいヘミングウェイに親切だった貸本屋のシルヴィア・ブラスなど、淡々と、甘く、時にシニカルに、また少し切なく描かれています。読んでるうちに、えもいわれぬノスタルジーというものが漂い、眠くなってしまうので読み終えてないのですが・・・

店主が風邪で寝込んでいる時に、店主の地元の古書店「古書 城田」さんが来京されてたのにお会いできず。トホホ。お店は広く落ち着いた雰囲気で、猫も時々店番されてます。お近くの方はぜひぜひ。また、「月と六ペンス」さんのホームページが出来上がっていました。本のリストまでしっかり。。お近くにお立ち寄りの際はぜひどうぞ。

新入荷書籍も追加しました。コチラもチェックしてみてください。
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テーマ : 古本
ジャンル : 本・雑誌

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古書ダンデライオン店主

Author:古書ダンデライオン店主
オンライン古書店・古書ダンデライオンと平行して、現在、京町家にて「町家古本はんのき」という古書店を3人で共同展開しています。また、過去にマンガ・古本カフェ・Tripel(トリペル)を、3人共同で展開してました。

「良書廉価」「ぼちぼち」を合言葉に古書を提供してまいります。

買取りなど、お問い合わせは↓

MAIL:o.b.dandelion@gmail.com
TEL;075-211-1977

店主:中村明裕

〒604-0982
京都市中京区松本町583-1-207

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