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京都図書研究会

です。

先日、sumus同人の扉野良人さんのご実家の徳正寺で開かれた、第1回京都図書(ずしょ)研究会に行きました。

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第1回の内容は、sumus同人であり、産経新聞記者にして、絵葉書・絵封筒蒐集研究家の生田誠氏による「小林かいちと京都の木版絵封筒」、同じくsumus同人の画家で古書研究家の林哲夫さんによる「高桐書院の出版物」。

絵葉書は少し取り扱ったことがあるものの、「絵封筒」なるものは、今回初めて知りました。実際にその場で、数々の、美しいとまで言えるほどの絵封筒を見せていただき、また、京都の版元や絵葉書の販売店にまつわる話、小林かいちや竹久夢二ら画家や図案家の手による絵封筒の話を聞くことができ、また新たな世界を発見した思いがしました。

実際、アール・デコの影響を受けつつも、それを日本(京都)の日本画や浮世絵(錦絵)、或いはそれまであった着物の図案と融合させて独自の世界を築いた、小林かいち達の絵(封筒)は、今見ても何の遜色もなく、美しく、魅力のあるものでした。

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続いての「高桐書院」は、以前から、林さんが著作の『古本デッサン帳』や『古本屋を怒らせる方法』の中で言及されていた、京都にかつてあった出版社で、梶井基次郎の全集出版に大きく関与した淀野隆三がこの出版社に携わった時期も含めての話でした。

こちらも実際に、高桐書院の出版物を見せていただきながらのお話。4年で無くなってしまった出版社の当時の状況を、独自の調査と『spin』に掲載しておられる淀野隆三の日記から徐々に明らかにされています。

実際、出版物の内容、装幀なども面白く、また、文学者としての、そして梶井基次郎の全集出版に関わり続けた淀野隆三の生涯そのものも興味深い内容でした。

出席者の方々は、小林かいちのご家族の方、出版関係の方々、コレクターの方、東京から来られたPippoさんや、ご高名は以前からお聞きしていたマン・レイ・イスト氏などなど、夜は祇園町に程近い「ちとせ」で色々ご教授いただいたり、古本話・コレクター秘話など聞かせていただいたりと楽しい1日でした。

写真1は、『甦る小林かいち 都モダンの絵封筒』(生田誠・石川桂子共編、二玄社、2008年)。

写真2は、「spin01」(みずのわ出版、2007年)。
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テーマ : 古本
ジャンル : 本・雑誌

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